1: 第13艦隊◆IpxlQ2BXrcdb 20/05/07(木)10:56:50 ID:???
日本発のコンピュータOSで世界シェアの約60%を占めるものがある。1984年にプロジェクトが開始された、組み込み型OS「TRON」だ(現在、正式にはT-Kernel)。このTRONを発案・牽引してきたのが東洋大学の坂村健教授だ。
現在のIoTの先駆けとして国際電気通信連合(ITU)の「ITU150周年賞」も受賞している。未来をいちはやく構想してきた坂村氏に、世界に広がった理由などを聞いた。(ジャーナリスト・森健、撮影:塩田亮吾/Yahoo!ニュース 特集編集部)
H2Aロケット、GoProなど多様な機器にのるOS
コンピュータを動かす基本的なシステム=OS(オペレーティング・システム)というと、Windows、macOS、あるいはスマートフォンのAndroidやiOSなど「情報処理用OS」が頭に浮かぶだろう。だが、名前こそあまり知られていないが、世界中の多様なコンピュータに関わる日本発のOSがある。
「TRON」だ。「組み込み型OS」というタイプで、最初から特定の機械に組み込み、その制御プログラムを作り込むためのOSだ。
高いリアルタイム性を持ち、ある機器について必要のない機能は削除し、必要最低限の機能で動かすことができるのが特徴だ。
──2018年8月、TRONが世界におけるOSとして標準化されたという報道がありました。
正確に言うと、私がつくったOSを米国電気電子学会(IEEE)が「IEEE 2050-2018」と名付けて、IEEEのIoT向けの組み込みOSの標準として認定したということ。
原型は「μ T-Kernel2.0」というIoT用の組み込み型OS。IEEEはコンピュータ分野では代表的な標準化機関ですから、TRONが世界標準のOSとして認められたと言っていいと思います。
ほかにIEEEで標準化されているOSはもう一つだけあって、情報処理用OSの分野で「POSIX」です。これは一般的にはLinux、もともとの流れで言うとUNIXです。このPOSIXをベースとしたコアOSの上にWindowsもMacOSもiOSもAndroidも作られている。
(以下略)
Yahoo!ニュース 5月6日
https://news.yahoo.co.jp/feature/1686
【世界シェア60% 「主張しないOSだったから世界に広がった」日本発のOS“TRON”の生みの親・坂村健が語る】の続きを読む